





4才のしょうごくんは夏祭りで金魚を2匹すくいました。
毎日きんぎょにえさをあげたりお話したり大切に育てます。
ところがある日、幼稚園から帰ると金魚が2匹死んでしまっていました。
ママは「金魚は天国へ行くよ」と言いました。
しょうごくんは…
はじめて死とむきあう子どもの気持ちと思いやりが喜びと共に描かれている。
2つ目のおはなし
「ゴビさばくへいこう」
4才のゆうすけくんは弟のふみちゃんとママと3人で、
いとこのしょうごくんの家へあそびに行きました。
「ゴビ砂漠に化石を掘りに行こう」ゆうすけくんはしょうごくんに言いました。
「よし、35才になったら行こう」ふたりはゴビ砂漠へ行く計画を立てはじめます。
ゆうすけくんと弟のふみちゃん、しょうごくんとお姉ちゃんのゆうなちゃん、
4人の子どもたちの愉快な未来への想像力が広がる。
文・佐藤啓子
絵・加藤潤子
2019年10月20日 発行(122部)
W185 × H254mm 背幅 8mm
32ページ
リソグラフ印刷:中野活版印刷店
各ページ2色刷(レッド×グレー/イエロー×グレー)
手製本です。
中綴じ:綴じは麻紐を使用し、真ん中一箇所穴に通し上部で結んであります。
表紙:ポルカ メレンゲ 200kg
見返し:ポルカレイド(ソーダ)90kg
本文:GAバガス-FS(シュガー)135kg
佐藤啓子(さとうけいこ)
ある日の孫達の会話があまりにも可愛いく、感動したので書きとめました。それぞれの孫達が大きくなった時、この絵本をどんな思いで読むだろうか、どんな大人になるだろうか、と想像すると楽しみです。
加藤潤子(かとうじゅんこ)
女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒
主に絵本やイラストを描いている。「まいごのミーミ」(至光社)「くりすます-かみさまのおおきなプレゼント」(いのちのことば社)などがある。